制裁案では「軍事目的で使われる可能性がある」との理由で航空燃料の輸出を禁止し、「民生に与える影響を最小化する」ために原油輸出を禁止しないことになったが、原油精製が北朝鮮国内で行われるため、あまり意味がないということだ。
情報筋は、中国が北朝鮮への原油輸出禁止に反対した理由として、パイプラインを塞いでしまうと中で原油が固まってしまい、除去するには大規模な工事が必要となることを挙げた。
海外への労働者派遣について、情報筋は詳しく言及していないが、現在5万人の労働者が中国やロシアなどに派遣され、年間2億から3億ドルに達する外貨が北朝鮮当局にもたらされると推測されている。