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北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、1月から北朝鮮当局に拘束されていた米大学生オットー・ワームビア氏が同日、平壌で国内外の記者と会見したと報じた。

同通信によると、ワームビア氏は羊角島(ヤンガクト)国際ホテルの従業員エリアから、政治スローガンを剥ぎ取るという「極めて重大な犯罪」を犯したと告白。目的は「朝鮮人民の闘争精神と情熱をくじくこと」だったという。

ワームビア氏によると、彼に犯罪をそそのかしたのはキリスト教会関係者のシャロン・ウェブという人物は、「共産国家は政治スローガンで人々を結束させる」と語りながら、「北朝鮮の重要な政治スローガンを一つ取って来れば、それを自分の教会堂に『戦利品』として掛けておく」と、そそのかしたと語った。

さらに「スローガンをなくして北朝鮮の人々の団結と情熱を弱化させ、西側によってこの国が侮辱されるのを見せつけなければならない」と述べたと明かした。

ワームビア氏に対する報酬は「1万ドルの中古乗用車1台」で、拘束されて帰られなくなった場合は、実家の母に「20万ドル」を与える約束だったという。

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会見の最後に、ワームビア氏は「米行政府がしつこくけん伝している朝鮮の『人権問題』が朝鮮民主主義人民共和国政府を転覆させるための偽善的な口実に過ぎないということを悟った」としながら「自分の犯罪行為について朝鮮人民と政府に謝罪し、許してくれること」を願ったという。