ハンナラ党のチョン・ヒョングン議員は7日、自身のホームページに“北朝鮮が何らの予告なしに、追加核実験をするすべての準備が完了したと判断される”と、去年10月の核実験が進行された場所の近くで核実験準備の動きが観察されるという内容の情報を公開した。
チョン議員は“核実験が行われた咸鏡北道キルチュ郡豊渓里の山の坑道の中で、西側坑道(核実験場所を基準にして右側)で、12月に入って坑道の入口に未詳物体1個と人員活動(2人から15人)が数回識別され、坑道補修及び核実験準備のための資材搬入の動きがある可能性が高い”と主張した。
チョン議員は、“特に坑道の入口10m前方にある臨時の建物の裏手で 6かける3mほどの大きさの土木基礎工事を進行中であることが観測され、これは核実験の支援施設の建設工事である可能性が高い”と し、“追加核実験の予想地域として有力な西側坑道は、すでに核実験の準備が完了したと判断される”と語った。
更に、“北朝鮮は去年の10月に核実験をした後、2次核実験準備作業と見られる活動を続けて来た”と話し、“豊渓里の坑道で観測される動向は、去年の10月9日に核実験をする前にとった措置と似ている”と推定した。
チョン議員は“政府当局は、切迫した兆しがないと言っているが、地下核実験の兆しを前もって把握しにくいという点を勘案したら、追加核実験の可能性は常にある”と語った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、“去年の10月3日に、北朝鮮が核実験計画を公表した以後も、情報当局は核実験が切迫している兆しを把握することができなかったし、10月9日に核実験を実施した時点でも、国情院長が国会の情報委員会に“特に切迫している兆しはない”と報告した”と、政府の可能性一蹴に対して信じがたいという反応を見せた。
チョン議員は“6カ国協議が破行し、「安保理制裁」と米、日などの対北圧迫が深まるなどの状況から、緊張を高めるための‘追加核実験’など、突発行為の可能性は濃厚だ”とし、“特に技術的に完璧な核兵器を作るための追加核実験の必要性及び、核保有国としての立場を堅固にするための追加核実験の可能性はある”と主張した。
チョン議員の、追加核実験の可能性に対する警告メッセージに対して、政府当局者はデイリーNKとの通話から、“6カ国協議で金融制裁解除が論議され、しばらくは追加核実験の可能性は低い”と言い切った。当局者は“可能性が0%と言う人がどこにいるのか”と語った。