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北朝鮮の朝鮮中央通信と労働新聞は17日、金正恩第一書記が故金正日氏の生誕記念日「光明星節」に際して、錦繍山太陽宮殿を訪れたことを報じた。

錦繍山太陽宮殿を訪れた金正恩氏と李雪主夫人(2016年2月17日付労働新聞より)
錦繍山太陽宮殿を訪れた金正恩氏と李雪主夫人(2016年2月17日付労働新聞より)

北朝鮮メディアは、金正恩氏と李雪主(リ・ソルチュ)夫人だけが錦繍山太陽宮殿を訪れたと伝え、随行人との参拝の様子は報じられなかった。

金正恩氏は朝鮮労働党の幹部や朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の将校たちと錦繍山宮殿を参拝し、その様子も写真を通じて報じられてきただけに、今回の報道は極めて異例といえる。

昨年5月、人民武力相の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)氏が粛清・処刑され、今年2月にも李栄吉(リ・ヨンギル)総参謀長が処刑されたと見られているなど、めまぐるしく入れ替わる朝鮮労働党や北朝鮮軍の人事・序列などを悟られないための措置の可能性もある。