韓国の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長が、2月初めに処刑されたと、韓国の聯合ニュースや韓国主要メディアが伝えた。現時点で詳細は不明だが、処刑理由は分派活動、不正行為などだという。

つい先日、筆者は本欄で「金正恩氏は軍部に対する恐怖政治さえも厭わない」と指摘していたが、李永吉氏の処刑は十分にあり得ると見ている。そして、李永吉氏の処刑が事実だとすれば、やはり金正恩第一書記の恐怖政治が強化されているようだ。

(参考記事:金正恩氏の暴走は止まらない…軍部も逆らえない危険な指導者

しかし、いくら独裁国家の頂点に立っているとはいえ、巨大な武力を持つ北朝鮮軍の幹部を処刑する金正恩氏の残虐さと強引さは異常だ。

記憶に新しいところでは、昨年5月人民武力相(日本の防衛相にあたる)の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)氏が、大口径の高射砲で文字通り「ミンチ」にされた。

(参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射砲」、人体が跡形もなく吹き飛び…