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3年前に開発に着手した初の韓国型機動ヘリコプター(KUH)、「スリオン」1号機がついに完成し、公開された。

これにより、韓国は世界で12番目に超音速航空機を開発したのに続き、世界で11番目のヘリ開発国家になり、朝鮮半島全域で作戦の展開が可能になる、高性能のヘリコプターを保有することとなった。

防衛事業庁と韓国航空宇宙産業(KAI)は31日午前11時に、慶尚南道・泗川市のKAI工場で李明博大統領とイ・サンヒ国防長官、ピョン・ムグン防衛事業庁長、キム・ホンギョンKAI社長など、政府と業者の関係者800人余りが参加した中、KUHの出庫式を行った。

来年3月に初飛行する予定のKUHは、朝鮮半島全域で作戦が展開できるように設計され、9人の重武装兵力を乗せて最大140ノット以上の速度で2時間以上飛行することができる。1分当たり150メートルの速度で垂直上昇し、白頭山の高さである2700メートルから通常の飛行が可能になる。

防衛事業庁は「KUHは山岳の地形と気象を考慮して設計されており、山が多い韓国で効果的な作戦の遂行が可能であり、未来の戦場の環境に備えて自動化された防御体系を構築するなど、操縦士の生存率も大きく向上させた優秀なヘリコプター」だと評価した。

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敵の携帯用地対空ミサイルやレーザー、ミサイルなどに対する警報受信機が装着されており、回避機動が可能で、チャフ・フレア(ミサイル欺瞞機)発射機も備えている。燃料タンクは壊れたら密封されて、燃料の流出や爆発が自動的に防止される仕組みで、エンジンには統合デジタルエンジン制御機が装着されている。

デジタル化された操縦室は韓国軍の操縦士の体形を考慮して設計されており、ヘリコプターの状態を監視する装置(HUMS)と最先端の4軸自動飛行装置が装着され、安全性と同時に立体作戦の遂行能力も備えている。

防衛事業庁は「KUHは30年以上運用してきたUH−1H、500MDなど、老朽化したヘリコプターと取り替える」と述べ、「輸入製品に代えることができるという効果があり、また今後さまざまな派生形ヘリコプターを開発して、国内市場と海外市場を攻略するなど、21世紀の先進航空産業国として跳躍できる足場を確保したという意味が大きい」と語った。

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KHUは胴体の長さが15メートル、高さ4.5メートル、幅2メートルで、最大離陸重量は8709キロ、最大巡航速度は時速259キロ、航続時間は2時間以上だ。エンジンは「T−700ターボシャフト」で、GPS(人工衛星航法装置)やINS(慣性航法装置)、RWR(レーダー警報受信機)などの電子装備が備わっている。