8日に開かれた第5回南北将軍級会談で、北側がジョージ・ブッシュ大統領を風刺した文章を紹介しながら、迂迴的にアメリカを批判したことをめぐって、南北が微妙な舌戦を展開した。
北側のキム・ヨンチョル団長は、“アメリカのインターネットのホームページで、‘大統領を救う’という政治ユーモアを読んだ”と述べ、“アメリカ大統領のブッシュが、未だ危険な死境に処していることを伝える話”と語った。
キム団長は、“ブッシュ大統領がイラク及びイランの問題と朝鮮半島の核問題などで頭を抱え、前から来る車を意識することができない危険に処し、横を走る高校生たちが袖を引っぱって危機を凾黷ス”という内容を南側の代表団に紹介した。
キム団長は“ブッシュが交通事故から自分を救ってくれた高校生に願いごとを言いなさいと話すと、その学生は‘イラク戦争が気に入らない’と述べ、‘ウェストポイント軍事学校に送ってくれれば正す’と言った”と説明した。
更に、“すると横にいたもう一人の学生は、アーリントン国立墓地に私たちのための墓地を御願いします。両親がブッシュ大統領を危機から救ったことを知れば、私たちを殺すと言った”と付け加えた。これは北側がアメリカの対外軍事政策を迂迴的に批判したものであると思われる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面これに対して南側は、指導者に対する風刺を禁止する国家に、北朝鮮が含まれている可能性があるというニュアンスを漂わせて反駁した。
韓国のチョン・スンジョ首席代表は、“大統領を対象にしたそのようなユーモアが可能なのは、アメリカの民主主義がきちんと反映されたものではないか”と述べ、“通常、ある所に行けば、政治指導者を対象に、そうしたユーモアを国zすることは厳格に禁止された所が多い”と切り返した。
更にチョン代表は“にもかかわらずアメリカ大統領を対象にそのようなユーモアをするのは、自由民主主義が先進化された所であると思われる”と付け加えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面すると北側のキム団長は、“民主主義というのは本当に重要だ”と答えた後、最近放送が終わったMBCの史劇‘朱蒙(ジュモン)’を例にあげて話題を変えた。
彼は “しばらく前に南朝鮮で作った映画、朱蒙を見た。その朱蒙で民心が重要だということを感じた”と述べ、“流民たちの民心、強盛国を建設しようとする人々の心を集めて民心を得る政治指導者は常に勝利する”と語った。
金団長は “金正日総書記が最近、職員たちに会った席でとても意味深くおっしゃった。民心は天心だ、民心を失えば天下を失う。仕事をする者は民心を読めば成功する”と語った。