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米国は新たに1人の脱北者を難民として受け入れることになった。これで米国が受け入れた脱北者の数は193人となる。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

米国務省は4日に発表した難民入国統計によると、昨年11月には5人、12月、今年1月にはそれぞれ1人の脱北者に難民資格が与えられている。

米国は2004年に北朝鮮人権法を制定。2006年(会計年度)には9人、2007年に22人、2008年には37人の脱北者を受け入れ、総数は193人に達した。

脱北者の定着先としては、ケンタッキー州が最も多く、次いでカリフォルニア州、ニューヨーク州の順だ。米国のサイト「VICE」によると、ケンタッキー州には昨年10月現在、26人の脱北者が住んでいる

一方、カナダ移民局の資料によると、2007年から現在まで難民資格を得た脱北者は465人だ。

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2014年には862人の難民申請があったが、認められたのはわずか2人、昨年は86人に対して、認められたのは2件に留まった。

カナダは2011年に110人、2012年に230人の脱北者に難民申請を与えていたが、2012年12月に関連法規が改定され、脱北後に韓国に一度は定着したものの、カナダに再移民するために難民申請する脱北者に対する調査を強化したことで、受け入れ数が急激に減少した。

カナダの人権団体は、そのような状況に対処するため、カナダ政府が東南アジアで脱北者の難民審査を行い、難民資格を与えることを要求し続けている。難民政策で柔軟な姿勢を示しているリベラル派のトルドー政権が、今後脱北者に対していかなる政策を取るか注目されている。

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ちなみに日本には現在、日本で生まれ育ち、60年代の帰国運動で北朝鮮に渡航した元在日朝鮮人やその日本人妻、家族など約200人の脱北者が暮らしている。