金正恩第一書記が会議で述べた文言の一部が割愛された外信記事が配信されていたことがわかった。

朝鮮労働党中央委・人民軍委の連合会議拡大会議に出席した金正恩氏(2016年2月4日付労働新聞より)
朝鮮労働党中央委・人民軍委の連合会議拡大会議に出席した金正恩氏(2016年2月4日付労働新聞より)

北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、朝鮮労働党の中央委員会と朝鮮労働党朝鮮人民軍委員会の連合会議拡大会議が開催された記事を配信した。

同記事の朝鮮語(韓国語)原文によると、金正恩第一書記は次のように対米姿勢を鮮明にしている。

「世紀にわたって続く反米全面対決戦を総決算し、主体革命偉業の最後の勝利を早めるためにも全社会を金日成・金正日主義で一色化しなければならない」

しかし、この文言は「日本語版」と「英語版」には掲載されていない。また、朝鮮語の原文は約4,000字と長文だが日本語版は約1,000字、英語版もかなり縮小されている。

朝鮮中央通信の外信記事は抄訳版を掲載するケースが多い。今回も単なる抄訳版とも見られる一方で、金正恩第一書記の「反米全面対決戦」という文言があまりにも刺激的すぎることから、編集部があえて割愛した可能性も捨てきれない。

    関連記事