アフリカのタンザニアに派遣された北朝鮮の医師が、現地の伝統医学の医師と結託し、インチキな治療を繰り返し、被害者が続出している件は、デイリーNKでも報じているが、タンザニア政府が本格的な取り締まりに乗り出した。

タンザニアの「デイリーニュース」紙は、昨年11月に当選したジョン・マグフリ大統領の指示で、保険当局が、違法な薬物や効能が定かではないハーブを患者に処方している伝統医学の施設に対する大々的な取り締まりに乗り出したと報じた。この中には、12ヶ所の北朝鮮経営の病院も含まれている。

北朝鮮経営の病院は、中国から正体不明のハーブを輸入し、現地の住民に高値で売りつけている。

現地の情報筋が、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったところによると、タンザニア保健省の次官は「検証されていないインチキな医療機器と未登録の医薬品が北朝鮮経営の病院で使用されており、規制が必要だ」と語った。

保険当局は、北朝鮮経営の病院を含め、全国7万に及ぶ電灯医療施設に対して、4月15日までの登録を呼びかけている。登録された医療施設では、保険当局が承認した医薬品のみが使用できる。

北朝鮮経営の病院は、現地の伝統医学の医師と共謀し、「量子共鳴磁場分析器」(Quantum Resonance Magnetic Analyzer、QRMA)なる機器で患者の病気を「診断」し、高価な薬を売りつけたという。当局は、インチキ医療行為を行っていた北朝鮮男性に対して罰金刑を言い渡すなどの取り締まりを行っていたが、本格的な取り締まりを行うのは初めてとなる。

    関連記事