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北朝鮮政府が今月20日に、平壌から中国の北京に向かう国際列車の乗客を対象に、金正日の後を継いで金正雲(26)が後継者になるという事実を公式に宣伝したと、北朝鮮の内部消息筋が27日に伝えた。

この消息筋は「平壌駅の待合室で9時20分頃、2人目の女性扇動員が『金正雲大将こそ、強盛大国を導いてくださる青年大将』と言っていた」と話し、「今回核実験が成功したのも、金正雲の業績だと言って、『今後、どのような帝国主義も見下すことができない軍事強国の盤石を押し堅めた方こそ、金正雲大将』と強調していた」と伝えた。

平壌から国際列車に乗る乗客は、普通9時から9時30分まで待合室に集まって宣伝を聞いて、10時10分までに汽車に乗る。9時になると、汽車の案内員が拡声器を持って待合室に集まるようにと知らせ、鉄道員の服を着た女性宣伝員たちがやって来て、6~8分くらい短い宣伝をする。

この消息筋は、この時の宣伝で出たスローガンは、「金日成首領様が求めてくださり、金正日将軍様が輝かせてくださった祖国を、金正雲青年大将にお従いして強盛大国の偉業として、輝かせよう」というものだったと話した。

このスローガンには、「強盛大国を建設するために金正雲の指導を受ける」という内容が含まれていたため、北朝鮮が強盛大国建設の年と明らかにした2012年(金日成の生誕100周年)以前にも、後継体制を公式化する可能性があるとも推測される。

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また、北朝鮮政府がこの日、外国人(中国人や華僑)がいる国際列車の乗客に対して後継の事実を宣伝したことから、平壌の住民に対しては、今月初めか中旬頃に関連文件が下ったか、住民教育が行われた可能性が高いと思われる。

消息筋はこれ以外にも、宣伝員たちが「ミサイルと核実験の成功の祝賀」、「150日戦闘の勝利」などの内容を強調していたと伝えた。だが、金正雲の年齢や家族関係、すなわち金正日と高英姫の間に生まれた金正日の三男という点については言及しなかったという。

北朝鮮政府が平壌駅で国際列車の乗客を対象に、金正雲が後継者に指名された事実を公に宣伝したことから、早いうちに全国の人民に対して、金正雲を後継者に指名した事実を、実名を挙げて宣伝すると思われる。だが、年齢や家族関係については沈黙する可能性が高い。

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これについて消息筋は、政府が年齢や家族関係について公開しなくても、住民は金正雲が金正日の三男という事実を知っていると伝えた。