今年7月に任期を終える国連北朝鮮人権状況特別報告者のマルズキ・ダルスマンの後任に女性、しかも東アジア出身者が選ばれるとの観測が出ている。北朝鮮で、女性に対する人権侵害が横行している事実は国際社会でも周知されてきており、女性の特別報告者が選任されれば、その問題に鋭く切り込むであろうことは容易に想像できる。

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もちろん北朝鮮の人権侵害は女性のみならず、あらゆる分野に及んでいる。あまりにも広範囲で根が深いことから、核やミサイルと違い、とうてい取引できない問題であり、金正恩体制にとっては大きな足かせとなり続ける。

北朝鮮の残虐な人権侵害の実体は、挙げればキリがないが、「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書(以下、国連報告書)には次のような衝撃的な証言が収められている。