キム・ソンファン青瓦台外交安保首席が23日、「北朝鮮がミサイルを撃って核実験をしたため、当分は制裁局面が続くだろう」と語った。
これは李明博政府の、いわゆるアメリカの「包括的パッケージ」国zと補助を同時に推進しつつ、当分の間北朝鮮の誤った行動に対する制裁に力を注ぐという意思の表明である。
包括的パッケージ国zは、北朝鮮が後戻りできない非核化に着手すれば、アメリカが修交を含む様々な対価を支払うことができるという対北接近法だ。アメリカは、北朝鮮が検証可能な核放棄宣言を行えば、こうした交渉を始めることができると明らかにしている。
キム首席はこの日午前、ヨンサンの戦争記念館で開かれた大韓民国在郷軍人会の招請講演で、「誤った行動に対しては対価を必ず支払わせるというのが、アメリカの確固とした立場」と述べ、このように明らかにした。
キム首席は「オバマ政府は、ブッシュ政府の時に関係があまりよくなかった様々な国に対して和解のジェスチャーを送っていて、北朝鮮にも手を差し出したのだとアメリカ当局の関係者たちは話している」と言い、「だがアメリカは、北朝鮮が長距離ロケット発射と核実験を行い、差し出した手を振りはなして、手の甲を叩いたとしか思えないと話していた」と伝えた。
人気記事：「女性１６人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面さらに、「アメリカはオバマ大統領が選挙運動の時から和解のジェスチャーを取ってきたにもかかわらず、手の甲を叩かれたようなことになり、過去のやり方ではだめだと確信するようになったようだ」と話した。
オバマ大統領は候補の時に、「タフで直接的な」対北接近法を示唆し、両者の直接対話の可能性も期待された。だが、北朝鮮が長距離ロケットを発射し、さらに核実験まで敢行してアメリカへの対決態勢を強めたため、オバマ政府も北朝鮮の挑発をこれ以上放置することはできないと判断したと思われる。
また李大統領が提案した「5者協議」に関しては、「北朝鮮を制裁することに関する方案について議論するためのものという認識が一部であるが、それは違う」と述べ、「北朝鮮が『これ以上は困るから会談を出る』と言った時、どのような内容で会談するのかということについて議論する協議」と説明した。
人気記事：「女性１６人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面さらに、「地球上で北朝鮮を本当に助けることができる国は韓国しかない」と述べ、「問題は北朝鮮が私たちを完全な対話のパートナーとして認めようとしないということで、北朝鮮がアメリカと政治的対話を行い、韓国とは経済的対話をして、経済的利得だけ得ようとするのは認めることができない」と批判した。