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国連安全保障理事会も、制裁強化決議の作成に向けて動いている。北朝鮮を兵糧攻めにして、核実験を中止させる、もしくは核開発のスピードを遅らせるという戦略だが、その実効性について疑問視せざるをえない。そもそも、制裁を進めようとしている国連でさえも、北朝鮮の核・ミサイル関連の取引などについて、制裁が正しく履行されていないと認めているのだ。

(参考記事:国連安保理、北朝鮮制裁強化へ…実効性に疑問符

本欄では繰り返し指摘しているが、2006年に国連の制裁が開始してからの10年間で、北朝鮮は今回も含めると3回の核実験を強行し、核開発、そしてミサイル開発を継続している。こうした経緯を踏まえると、これまで通りの制裁では決定打にはなりえないのだ。