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北朝鮮は6日、水爆実験を行ったと声明を出したが韓国国内は概ね平静さを保っている。そんななか複数の韓国メディアが国内在住の脱北者の反応を伝えた。

朝鮮人民軍(北朝鮮軍)元将校の脱北者、金さん(63)は、ソウル新聞に次のように語った。

「金正日氏の時代から水爆を作るといい続けており、訓練を何度もやっている。50代以上の元将校だったら、水爆の話は何度も聞いているはずだ。中朝関係が悪化しているので、自分たちだけで戦争ができると見せつけたいのでは?」

2009年に脱北した李さん(47、女性)は「動揺している脱北者はほとんどいない」としながら、北朝鮮国内の反応を次のように述べた。

「北朝鮮の住民は、核兵器は使用するものではなく、保有すること自体に意味を感じているようだ」

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一方、会社員のキム・チョルさんは、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで「北朝鮮がしでかした事で、私には関係ない。しかし、周りの人の反応が負担に感じる」としながら、次のように語った。

「北朝鮮が何かをする度に、職場は北朝鮮の話題で持ちきりになる。なるべくその場を離れて、酒の席も避けるようにしている。(脱北者なので)トラブルにまきこまれかねないからだ」

5年前に脱北し、今は韓国の老人ホームで働くキム・フィソさんは「ニュースを見たが、同僚は全く関心を示さなかった」と韓国の人々が、核実験に動揺しない姿を見て驚いたと語った。