北朝鮮の労働新聞は3日、個人筆名の論評を通じて、従軍慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意を糾弾する論評を掲載した。

論評では、韓国(南朝鮮)が合意したことに対して、「百年の宿敵に民族の尊厳と利益をためらわずに売り渡した、それこそ驚くべき親日国賊的行為だ」と非難。合意につながった裏には「米国の介入策動」があると指摘しながら、「わが民族は、日帝に国を売り渡した乙巳五賊(※)の群れを、いつまでも呪っている」と韓国政権を罵倒した。

さらに、「親米・親日に命をかけて民族の尊厳と利益を根こそぎ売り渡すような反逆者を絶対にそのままにしておかず、断固とした懲罰を加えなければならない」と糾弾した。

※乙巳五賊(いっしごぞく)とは、第2次日韓協約(1905年)に賛同した大韓帝国(韓国)の5人の閣僚を非難する言葉。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。

労働新聞、南朝鮮当局の親日逆賊行為を糾弾

(平壌1月3日発、朝鮮中央通信)

3日付の「労働新聞」は、個人筆名の論評で南朝鮮当局が日本との《合意》を通じて日本軍性奴隷問題を鎮火させたのは、百年の宿敵に民族の尊厳と利益をためらわずに売り渡した、それこそ驚くべき親日国賊的行為だと糾弾した。

論評は、南朝鮮当局の卑屈な恥知らずな行為は、日帝に対する悲痛な思いを晴らすことができない日本軍性奴隷被害者たちとその家族の胸の中傷に、灰をばらまく妄動であり、日本の過去の罪悪をきれいに清算し、民族的尊厳を取りもどそうとする南朝鮮人民らの念願を踏みつぶした醜悪な反逆行為だとさらけ出した。

論評は、南朝鮮で日本軍奴隷問題と関連した屈辱的な会談が行われ、それが全民族を激怒させる、その《合意》やら何やらにつながったのは、米国の介入策動と絶対に引き離して見られないとしながら、以下のように指摘した。

わが民族は、日帝に国を売り渡した乙巳五賊(注)の群れを、いつまでも呪っている。

南朝鮮の現保守政権勢力こそ、乙巳五賊にも顔負けする千秋に容認できない売国奴らだ。

同族を傷つけるためなら、どのような売国逆賊行為も辞さない南朝鮮の保守政権勢力は、天罰を受けて当然だ。

わが民族は親米・親日に命をかけて民族の尊厳と利益を根こそぎ売り渡すような反逆者を絶対にそのままにしておかず、断固とした懲罰を加えなければならない。

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