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北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、2015年の朝鮮半島の情勢に関する詳報を配信。米国の対北朝鮮政策を「空前絶後の最も敵対的かつ暴悪非道なものであった」と非難した。

「新たな戦争挑発の元凶―米国を告発する」 というタイトルの詳報では、「わが共和国を内部から瓦解、転覆しようとする思想的・文化的および心理謀略戦も最悪の状況の中で繰り広げた」と、米国の対北朝鮮政策を批判した。

また、「南朝鮮当局をして『地雷爆発』『北砲弾発射』のような謀略事件をつくり上げるようにし、それを口実にして(※韓国側が)わが方に数十発の砲弾を撃つようにして朝鮮半島の情勢を危機一髪の緊迫した状況へ追い込んだ」と主張。8月の地雷爆破事件をめぐる南北対立で、北朝鮮は「遺憾の意」を表明しているが、あくまでも「謀略事件」と主張した。

さらに、「米国こそ平和破壊の元凶であり、米帝国主義にはただ先軍の銃剣、強力な自衛的戦争抑止力で立ち向かわなければならないということを再び痛感した」としながら、「恒久平和を成し遂げる道は停戦協定締結の当事者である米国と平和協定を締結するか、でなければそれを早めるための正義の最後の聖戦を展開することだけである」と、威嚇しながら米国との直接交渉をアピールした。