- 第11通常刑務所(教化所)の他の元収容者は生きるためにカエル、ネズミ、草を食べたと述べた。特に冬は多数の収容者が飢餓で死んだ。下痢で死ぬ者も多かった。数種類の薬草以外には薬がなかったからだ。この元収容者の仕事は遺体を「花の丘」集団埋葬地に運ぶことだった。そこには5000体ほどが埋葬されていた。埋葬のための穴を掘ったが、ごく浅く小さいため、遺体を曲げていれなければならなかった。死者の膝が地上に突き出ていることもあった。
- キム・ガンギル氏によれば、第12通常刑務所(教化所)にいた2年5ヶ月の間に数百人が死亡した。キム氏自身、100以上の遺体の処理に関わった。遺体は保管場所に集められ、夏の暑い日にはネズミたちが齧った。ある程度の遺体が集まると、大型カートに乗せられて山に運ばれ、埋められた。体力がある収容者が遺体処理を手伝わされた。キム氏は遺体が「ごみのように燃やされた」と述べている、遺灰は刑務所の畑の肥料にされた。
- 元男性収容者は、第12通常刑務所(教化所)で行われていた死体をまとめて燃やし遺灰を肥料に使うというやり方は2011年に釈放されたときも続いていたと述べた。あるとき、死体を山に運搬させられ、顔がネズミにかじられているのを見た。
この元収容者は栄養不良、伝染病、作業中の事故により毎年800人以上が死んだと見ている。