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「北朝鮮当局は、一部の華僑が、保衛部と協力する一方で、南朝鮮(韓国)の情報機関(国情院)に接触しているという情報を入手したようだ。金正恩氏は、この機会に華僑を捕まえて、見せしめにするつもりだ」(情報筋)

また、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部消息筋も、「今年の秋ぐらいから、咸鏡北道の会寧(フェリョン)で華僑が逮捕されたと聞いている。これまでも当局は、華僑を継続的に監視してきた。スパイ行為の揚げ足を取ろうとしているようだ」と語った。

華僑による情報漏洩が、取り締まり強化の狙いという見方が強まるなか、北朝鮮全域で市場に多大な影響力を及ぼす華僑に対する監視と統制が目的だという見方もある。

「華僑は10トントラックを2、3台保有し、北朝鮮の行商や卸売業者は、常に華僑の家の前に待機している。住民からは『小王国』と言われるぐらいだ」(咸鏡北道の情報筋)