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北朝鮮・モランボン楽団が12日からの北京公演を突如中止してから数日。中国駐在の北朝鮮貿易関係者に帰国指示が出されて緊張が走っていると平壌在住のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

情報筋によると、中国に駐在している北朝鮮政府の各省庁や外貨稼ぎ会社の駐在員に対して帰国せよとの指示が下された。農業省、林業省、貿易省、万寿台(マンスデ)創作社の駐在員は、16日の国際列車で帰国の途に就いた。

最近、仕事を頑張っていても、サボっていてもよくわからない理由で呼び出しを食らい、粛清、出党(労働党を辞めさせられる)、更迭される幹部が多いこともあり、帰国指示が出るだけでビクビクするという。

駐在員の間では「数十人単位で帰国命令が出されるということは、何か重大なことが起きたのではないか」「感情の起伏の激しい金正恩氏のことだから、中国のやり方に頭に来て腹いせに帰国指示を下したのではないか」との噂話が広がっている。

情報筋は「こんなことは日常茶飯事」としつつも「一日二日経てば状況がわかるだろうが、みんなビクビクしている」と現地の雰囲気を伝えた。

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なかには「一人二人呼び出すのなら不安だが、これだけの大人数を呼び出すということは、大きな会議や思想教育の講習かもしれない」「ただ単に金正日氏の死去4周年の関連行事ではないか」と不安を打ち消すような話も出ているという。