北朝鮮の船員15人が乗船した貨物船が、韓国済州島付近で火災を起こし、沿岸まで曳航された。船員は全員無事が確認された。

韓国の各メディアによると、火災を起こしたのは北朝鮮の羅津(ラジン)港から中国の上海に向かっていた、シエラレオネ船籍の貨物船「ジンロン7号」だ。この船は15日午後6時43分頃、済州島北西24キロの地点を航行中に、機関室から火災を起こした。

韓国海洋警備安全本部(旧海洋警察)は、船から救助要請があったため、緊急出動した。自力で消火が可能だというので、鎮火されるまで見守り、その後は済州島の和順港のそばまで曳航した。船員たちは現在、船の修理を行っている。

船の積荷は明らかになっていないが、韓国・北韓大学院大学のヤン・ムジン教授はボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューに対して「この船は無煙炭などの鉱物資源を積載していると思われる。中国の東北地方から上海への大規模輸送は、北朝鮮の羅津港を経由するほうがコストが軽減される」と語った。