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北朝鮮で最も有名な卸売り市場であるピョンャ悼オ売り市場が閉鎖されたという噂が広まっているが、事実関係を確認した結果、誤った情報だったという。北朝鮮の内部消息筋が6月末に確認したところ、ピョンャ悼オ売り市場は正常に営業していた。今年の4月中旬頃に7〜10日間、一時的に閉鎖されたことはあるが、現在は正常に開いているという。

[カンドン郡の住民] 北朝鮮の内部消息筋は一時的に閉鎖された理由について、「4月中旬にピョンャ悼オ売り市場が一時的に閉鎖されたが、その理由は明らかにされていない。奄ノよると、当局が大規模な卸売り業者に対する検閲や取調べを強化したからだそうだ」と伝えた。

[北朝鮮の貿易関係者]6月27日に中国に来た北朝鮮の貿易関係者は、「6月中旬にピョンャ悼オ売り市場を閉鎖したという噂があった。実際は、ピョンャ悼オ売り市場が大きくなり過ぎたため、当局が東と西に分けるという計画が立てられたが、それが奄ノなったようだ。けれども6月24日現在、ピョンャ悼オ売り市場は2つに分かれていないし、閉鎖されたこともない。これはピョンャ悼オ売り市場の商人から確認した話だ」と伝えた。

[ピョンャ悼オ売り市場の中国系商人]ピョンャ悼オ売り市場で商売をしている中国系商人は、「布類(布、服、手袋、靴下、靴など)や時計をはじめとし、軽工業品を扱うピョンャ悼オ売り市場の中国系商人の店を市内のデパートに移す方針だった。そのため閉鎖という噂が広まった。ピョンャ悼オ売り市場は6月26日も正常に開いている。以前と変わったこともなく、実際に閉鎖するのも難しい」と話した。

2.北朝鮮全国の市場を農民市場に転換する措置はなし

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北朝鮮当局は09年1月から、「総合市場」を農産物を主に売る10日市場(10日ごとに立つ市場)である「農民市場」に転換すると発表した。しかし、6月末に先送りしていた農民市場への転換猶予措置期間が終わっても、特別な動きはないという。6月中下旬に北朝鮮の内部消息筋を通じて、平壌(ピョンソン、カンドンを含む)や会寧、恵山、茂山、新義州などの代表的な市場を調べた結果、農民市場への転換措置はまだとられていないことが分かった。7月から関連措置を電撃的にとる可能性もあるため、北朝鮮当局の政策の変化が注目されている。

[平壌市、カンドン郡、ピョンチョン市場…市場閉鎖の奄セけが広まっている状況]
⇒平壌市のピョンチョン区域にあるボンハク市場は、16時ちょうどにオープンして18時に閉まるが、最近は19時まで延長することも多いという。市場には市場許可証のような侮Dを唐チて商売をしている人が全体の40%を占めている。

⇒カンドン郡にある市場の場合も、今年に入ってから市場閉鎖の噂が広まっていたが、現在までこれといった措置はなく、正常に営業している。ピョンャ悼オ売り市場も今年初めから農民市場に転換するという噂があったが、現在まで閉鎖されず、正常に開いている。

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[会寧市場…市場の場所代は50万ウォン]
⇒ 市場は午後4時にオープン。農民市場に転換するという話はないという。市場には空いている台や空いている店はあまり多くない。会寧市場では、中国製の中古品の販売が禁じられてから空いている店や売り台が少し出てきたが、今はそこで野菜を売っている。商売は上手く行っていないが、空いた場所は今はないという。会寧市場の場所代は50万ウォン(北朝鮮の貨幣)程度。

⇒ 最近は商売が上手く行っていないため、店には代理人を立てて本人は山に行って農業をする主人が増えているという。商売が上手く行かなくても市場から離れる人は少ない。市場の入り口では家で作って持ってきた食べ物を売っている人に対する取り締まりを行っている。密輸やドルの商売が一番儲かるという。

[新義州市場…年初のように市場閉鎖の噂が立っていない]
⇒ 今年初めから市場閉鎖の噂が広まっていたが、現在まで特別な措置はなく、普段通りに営業している。新義州とピョンャ唐?sき来しながら商売をしている人も夏になり、さらに増えている。09年6月30日現在も市場の閉鎖に対する噂が聞こえているが、年初と比べて随分減った。

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[茂山市場…商売の稼ぎはあまりないが、空き台や空いている店はない]
⇒ 5月末から市場のオープン時間を従来の14時から16時に変更した。6月初旬からは18時から17時まで営業するという知らせが市場の掲示板に唐轤黷トいる。6月現在は16時から営業している。市場の雰囲気はそれほど盛り上がっていないが、空き屋台や店はない。農民市場への転換に関する話もない。

[恵山市場…変わったのは市場の営業時間だけ、2時間短縮]
⇒ 農民市場への転換と関連した措置は全くない。市場は16時から21時まで。5月末には14時にオープンしたが、現在は16時に営業をスタートしている。それ以外のことは変わっていない。空いている売り台や店はない。

3.農民市場への転換や閉鎖に対する北朝鮮の住民の反応

北朝鮮当局が提案した農民市場への転換や市場の閉鎖について、市場で商売をしている多くの住民は可能性が低いと見ている。農民市場に転換したり閉鎖するためには代案が必要だが、それがないことや、住民の反発が大きくなるのは火を見るより明らかであるため、当局も簡単に手を出せないでいる。

⇒ 新義州の市場で商売をしている金さんは、「食べて生ける問題が解決できていないのに、農民市場への転換が可能なのか。農民市場になると、日常生活用品などはデパートや国営商店で買わなければならない。だが、モノがないのにそれができるはずがない」と話した。

⇒ 会寧市場にしばしば行っているという朴さんは、「市場で商売をしても、以前とは違って食べることも難しくなった。市場では空き台や空いている店も少しずつ増えているが、市場を閉鎖したら暴動が起きるだろう」と、当局の政策に強く反対する意見を述べた。

⇒ 恵山に住んでいる金さんも、「中央の党が無理やり市場を撤廃したら、商売する人だけでなく、市場を利用している住民の反発も買うことになる。そのため、当局は住民が余計なことを考えられないように、住民を様々な事業に動員している。市場を閉鎖したいのが本音だと思うが、住民の反発を恐れて対策に悩んでいるようだ」と話した。