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ユ・ミョンファン外交部長官が6日、ミャンマーと推定される目的地に向かっていた北朝鮮船舶のカンナム1号が航路を変えて北朝鮮に戻っていることについて、安保理決議1874号の制裁の目的が達成されたと見ていると評価した。

ユ長官はこの日、国会の外交通商統一委員会に出席して、「情報事項であるため具体的に明らかにすることはできないが、カンナム1号には安保理決議に含まれている禁止品目が積まれていると推定されている」と語った。

情報当局の消息筋によると、北朝鮮のカンナム1号が積んでいる貨物には、AK-47小銃やRPG-7(携帯型ロケット発射機器)などの軍需物資が含まれている可能性が高いという。

この日の会議ではまた、北朝鮮の核と関連した韓国政府の「5者協議」の推進は、国際社会との事前の協力がなかった「生煮えの外交上の失策」という批判が相次いだ。特に対北政策に関して、協力が必要な与党の議員までがこれを集中的に批判し、安保の問題に対する党政間の疎通の不在が現れたという指摘まで出た。

ハンナラ党のク・サンチャン議員は李明博大統領の「5者協議」の提案が、結果的に「政府の焦りのために国際的な恥さらしを招いた」と言い、同じ党のチョン・ジンソク議員も「即興的で、生煮えの外交商品を取り出して、消費者にそっぽを向かれた」と皮肉った。

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ユ長官はこれに対して、「(6カ国協議の突破口を作るために)3者でも5者でも会わなければならないという必要性を提起したに過ぎず、いつどこで会おうという具体的な提案をしたわけではない」と言い、「自虐的な側面だけから見ているのではないか」と言い返した。

また、「当初は5者会談と言っていたが、その後5者協議にこっそりと用語が変わった」という自由先進党のイ・フェチャン総裁の指摘に対して、「5者会談は別途の会談ではなく、6カ国協議の枠組みの中で開く協議の1つの過程だが、一部から6カ国協議を5者会談に替えようとするのではないかという誤解が出ていて訂正した」と説明した。

イ総裁はこれについて、「中国が北朝鮮を除く5者会談に応じるだろうか。オバマ大統領も韓米首脳会談で、これについて対外的な言及はなく、中国からも拒否感が出ている」と述べ、「5者協議は実現可能性のない提案」と一蹴した。

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一方この日の会議では、ユ長官が最近、内外信記者のブリーフィングで、平和的な核開発のための韓米原子力協定の改定の問題に言及したことから、「核主権論」という議論が予想されるという指摘も出た。

これについてユ長官は「北朝鮮の核開発と重なって、不必要な誤解を招く可能性があるため、核の平和的な利用に対する権利の確保は簡単にはいかない可能性もある」と述べ、「だが結局は、信頼の問題だと思う。日米間の原子力協定の改定の過程を参考にして、国際社会の核非拡散の努力に積極的に参加するよう努める」と明らかにした。