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北朝鮮の金正恩第1書記が、現地指導などで無計画な行動をすることから、警護を担当する護衛部隊が振り回されているという。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

RFAが中朝国境地帯で接触した北朝鮮情報筋は、次のように語った。

「元帥様は、地方の現地視察や軍部隊を訪問する時、いきなりスケジュールにない行動を取ることが多々ある。護衛部隊も苦労していると漏らしていた」

金正恩氏は、いきなり事前のスケジュールにない場所に行ったり、会う予定がない人と「会おう」と、言い出すという。

こうした金正恩氏の行動は、朝鮮中央テレビの記録映画などからもわかる。例えば、現地指導を終えた金正恩氏に群衆が近づこうとする。現場は混乱し、それを収めるために、警護隊員が必死で身体を張ってとめようとする姿も見られる。

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さらに、金正恩氏がバスに乗ろうとする際、警護責任者らしき将官が、車両を取り囲む兵士たちを強引に押しのける様子も見られる。

北朝鮮で、最高指導者が出席する行事を「1号行事」と称するが、ある脱北者は「こんな無秩序な様子は、金正日氏の時代にはありえなかった」と語る。

「30代の若い兵士たちは、好奇心が強いせいかもしれないが、自由気ままに振る舞っているようだ。かつて、金正日氏の1号行事で、金剛山発電所を訪問した時、事前の予定に沿って、限られたイルクン(職員)や軍人だけを待機させ、あとの人員はすべて、その場から退場させられた。どうも、金正恩氏は、父親と違って露出したがるようだ」

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警備担当を困らせているのは、行き当たりばったりの行動ではない。平壌住民の間では金正恩氏の「ある行動」について噂が広がっているという。

「元帥様が、夜中にこっそりと専用ベンツに乗って自ら運転しながら、平壌市内をドライブをしているという噂が広がっている。今年の初めに交通布告が出てきたのも、金正恩の不満から始まった」(RFAの情報筋)

情報筋によると、金正恩氏が運転中に、交通渋滞に遭遇。「8.3運転手(でたらめ運転者)」のせいで、まともに運転できないじゃないか!」と不満を言ったとのことだ。

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この問題に関しては、警護担当の護衛総局からも「道路に車が多くて、最高尊厳の護衛が面倒だ」と不満の声が出ている。

先日、人民保安部は交通布告を行い、違法車両を大々的に取り締まりをはじめた。賄賂で運転免許証を発行していた当事者も処罰した。こうした規制は、金正恩氏が快適にドライブできないことがきっかけかもしれない。