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麻生太郎首相と韓国の李明博大統領は28日に、北朝鮮の非核化のための両国の協力を再確認し、そのために日米韓中露が参加する5カ国協議の必要性に関しても意見の一致が見られた。

李大統領は28日に日帰りで訪日し、麻生首相と1時間15分間会談した。両国首脳は、国連加盟国が安保理の対北制裁決議案を忠実に履行することが重要だという点で一致した。

両国首脳は2回目の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の脅威など、北朝鮮の相次ぐ脅しによる朝鮮半島の深刻な状況と関連し、日韓両国が緊密な共助体制を整えることにも同意した。

特に、北朝鮮の非核化を達成するための、日米韓中露が参加する5カ国協議の必要性に原則的に合意した。また、「北朝鮮の非核化のために6カ国協議の5カ国が手を取り合って、効率的な方案について協議する必要がある」と話した。

他にも、在日韓国・朝鮮人の選挙権付与の問題、G20の金融首脳会議、気候変動への対応、アフガニスタンやパキスタンへの支援の問題など、世界的な問題についても話し合い、日韓自由貿易協定(FTA))の必要性でも意見の一致が見られた。

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李大統領は、この日開かれた在日民団本部と在日韓国商工会議所の幹部らとの午餐懇談会で、「毎年食糧支援がなければ生きていけない国ならば希望はない。早いうちに北朝鮮が自立できるようにしなければならない。そのためには、核を放棄して国際社会に出てくるべき」と北朝鮮の核の放棄を再度強調した。

また、「今回の国連決議は強力に履行されると思っている。国際社会が北朝鮮を規制することを目指しているのではなく、北朝鮮が核を放棄して国際社会に出て来るようにすることにその目的がある」と話した。

さらに、「今は大変だが希望がないわけではない。韓国と北朝鮮は和解して平和が続き、いつかは統一できるという確固とした目標がある。そのため、私たちには希望がある」と述べた。