中国最大LCC(格安航空会社)の春秋航空が、上海と平壌を結ぶ路線の運行を目指していることが明らかになった。

中国のLCC、春秋航空(画像:Lasta29)
中国のLCC、春秋航空(画像:Lasta29)

北朝鮮観光で世界初のLCC

同社はウェブサイトで、来年2月から上海の浦東空港と平壌の順安空港を結ぶ定期路線の開設を申請したと明らかにした。運行頻度は週4回。今年度中に認可される予定で、実現すれば、春秋航空は北朝鮮路線を持つ世界初のLCCとなる。

中国メディアによると、春秋航空が路線開設を計画する背景には、北朝鮮が観光業育成に乗り出しており、今後増えると予想される中国人観光客を掴もうとする同社の戦略があると見られる。

さらに、現在、中朝間で運行されているのは、北朝鮮の高麗航空、中国の中国国際航空のみという状況で、そこに民間の春秋航空が乗り込み、主導権を握ろうとしていると解説する。

一方、路線開設は、春秋航空にとって大きなリスクにならないとの見方も示す。3月末には航空スケジュールが改定される。搭乗率が悪ければ減便、廃止すればいいだけとのことだ。

春秋航空は2004年に設立され、その低価格運賃で急成長を果たした。中国航空業界の風雲児的な存在で、日中路線だけでも24路線に及ぶ。LCCは、路線開設時に激安セールを行うことが習慣となっているが、春秋航空がどれほどの価格設定で勝負に挑んでくるのか注目だ。

    関連記事