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現地の住民も「携帯電話をちょっと使ったぐらいで処刑されるなんて」と衝撃を受けた様子だったが、最近になって罪状が「韓流ドラマのコピーと流通」ということが明らかになった。

処刑されたの3人姉妹とその義理の姉。1つ6万北朝鮮ウォン(約900円)で売られている中国製の6GBのUSBに、映像ファイルを保存して、1つ30万北朝鮮ウォン(約4500円)の高値で密売していたが、その韓流ドラマが1998年に韓国KBSで放送された「ツツジの花が咲くまで」だったが、これが直接的な銃殺処刑の理由だ。当局は、罪状を明らかにすることが、逆にドラマへの好奇心が高まることを警戒して事実を隠蔽したのだ。

ドラマ「ツツジの花が咲くまで」は、1995年に脱北し韓国に亡命したシン・ヨンヒ氏のエッセーをドラマ化したもので、脚本を担当したチョン・ソンサン氏も脱北者だ。

内容は「喜び組」の日常を描いたもので、金正日氏の豪遊ぶりや派手な性生活を描いたものだ。後に原作者から「ドラマの内容はエッセーからかけ離れ、刺激的過ぎる」との理由で訴えられたこともあり、現在その内容を確認することはできないが、相当に刺激的なものだったと見られる。