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李明博大統領とバラク・オバマ大統領が16日(現地時間)、北朝鮮の核を絶対に受け入れることはできないという点で意見を共にし、北朝鮮の核や弾道ミサイルの完全な廃棄のための協力や、アメリカの核の傘を含む拡張抑止力の提供など、北に対する共同の対応方案に合意した。

両首脳はこの日、オバマ大統領の職務室であるホワイトハウスの「オーバルオフィス(Oval Office)」で、50分間単独の首脳会談を開き、韓米同盟の未来指向的な発展の青写真を盛り込んだ「韓米同盟のための共同ビジョン(the joint vision for the Alliance of the ROK and US)」を採択した。

この席で両首脳は、「北朝鮮の核兵器と現存する核プログラム及び、弾道ミサイルプログラムを完全かつ検証可能な形で廃棄して、北朝鮮の住民の基本的な人権を尊重して増進するために協力していく」と宣言した。

両首脳は更に、「安保の利益を維持する同盟能力が裏付ける、力強い防衛態勢を維持する」と述べ、「核の傘を含む拡張抑止に対するアメリカの持続的な公約は、こうした保障を更に強化している」と明らかにした。

2006年に国防当局間の年例安保協議会(SCM)の共同声明で、拡張抑止力(extended deterrence)の提供を続けることを初めて明示したのに続き、今回の首脳会談で韓米同盟の未来ビジョンにもこれを明文化した。拡張抑止力の概念はアメリカの同盟国が核攻撃にあえば、アメリカ本土が打撃された時と同じレベルの戦力でようちょう報復打撃を加えるというものだ。

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李大統領は、首脳会談後にホワイトハウスの「ローズガーデン(Rose Garden)」で開かれた共同記者会見で、「オバマ大統領と私は北朝鮮の核を絶対に受け入れることができないということを確認した」と述べ、「私たち2人の首脳は、韓米間の緊密な共助に基づいて、6カ国協議の参加5ヶ国(韓・米・日・中・露)が協力して、北朝鮮の核を確実に廃棄させるための効果的な方案を模索していくことにした」と明らかにした。

オバマ大統領も会見で、「北朝鮮の過去の行動や、持続的に隣国を脅かす姿を見ると、北朝鮮を核保有国と認めることは不安定な状況をもたらす可能性がある」と述べ、「北朝鮮を核保有国と認めることはできない」と強調した。

李大統領はまた、開城工団の問題と関連し、「北朝鮮が無理な要求をしている。受け入れることはない」と話した。

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李大統領は更に、「あまりにも無理な要求をすることになれば、開城工団の問題でどのような結論を下すか、現在としては答えることができない」と明らかにした。

北朝鮮が開城工団の賃金や土地の賃貸料の大幅な引き上げを要求したことに対して拒否する立場を明らかにしたことで、19日に予定されている南北接触の難航も予想される。

青瓦台はアメリカの「核の傘や拡張抑止の保障」に対して、「両首脳は戦時作戦統制権の転換が、両国間が合意した『戦略的転換計画』に基づいて円滑に履行されていることを評価して、北朝鮮の脅威を注視しながら、全般的な履行の状況と安保の状況を周期的に点検・評価して、調整の必要が発生した時は緊密な協議の下、検討して補完していくことを再確認した」と明らかにした。

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これは2012年に戦作権を韓国軍に委譲するという、これまでの韓米間の合意を守って行くが、北朝鮮の核実験やミサイル発射などで安保の状況が急変した場合、こうした計画を再検討する可能性もあるという余地を残したものであると思われる。

一方、両首脳は今回の首脳会談で、韓米FTA(自由貿易協定)について両国の力強い経済・貿易・投資関係を深めていくという立場を進展させるために努力していくことに合意し、アフガニスタンとパキスタンの安定と再建の問題については、世界の平和にとって重要だという認識の下、このための協力も続けていくことを確認した。

李大統領一行は、オバマ大統領のできるだけ早い訪韓を要請した。