北朝鮮産マツタケの不正輸入事件の裁判で、外為法違反(無承認輸入)などの罪に問われた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長の次男ら2人に検察が懲役2年を求刑したことに対し、朝鮮労働党機関紙の労働新聞が7日、北朝鮮と朝鮮総連に対する「許せない政治的挑発」であると非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が報じた。
論評はまた、「日本当局が心から朝日関係の改善を願うなら、その運命を永遠に台無しにしかねない現事態の前で熟考すべき」であると指摘し、日本人拉致被害者を巡る日朝協議への影響を示唆。被告らの罪を問わず、釈放することを求めた。