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北朝鮮の朝鮮労働党は先月30日、来年5月に36年ぶりの「第7回朝鮮労働党大会」を開催すると発表。当局は、中央機関をはじめ、各道(行政区)の機関、企業所、軍部隊で党細胞組織(※末端組織)の総会を通じて、党大会を成功的に準備することを奨励している。しかし、党員たちからは相次ぐ国家行事に不満の声が出ているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。

平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋は6日、次のように語った。

「細胞総会で第7回党大会招集に関する中央党政治局の決定を指示しながら、『高い政治的熱意と輝かしい努力的成果で迎えよう』と、はっぱかけている」(情報筋)

情報筋によると、開催発表後から全国各地で様々な政治的なイベントが行われ、村や道の至る所に各種の政治宣伝ポスターとスローガンが出始めた。

また、午後に授業を終えた高級中学校、小学校の生徒たちで歌唱大会まで組織しながら、党大会の雰囲気を高めようとしている。

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さらに、総会では「党の隊列整備」という名目で、商売やその他の事情で党生活が不真面目だったと問題視された党員らに限って「期限前に免罪される行事が準備されている」と説明されている。

こうした当局の説明に対して細胞総会の出席者は喜ぶどころか、「また、ややこしくなる」と憤る。

とりわけ、年配の党員は「党創立70周年行事が終わって一息つくと思ったら、またしんどくなる。息つく暇もない」とボヤく。36年ぶりの党大会ということについても「今更党大会を開いてどうする?(金正恩氏が)若いからか、また軽々しく何かをしようとしている」という不満の声が出ている。

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党創立70周年行事の準備には1年以上費やしたが、第7回党大会まではわずか半年という短い期間しかないことから「また負担が増えるかもしれない」と不安がる住民も多い。