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英国のみならず、北朝鮮のベスト8は日本でも衝撃をもって受け入れられた。朝鮮総連が発刊していた北朝鮮グラフ誌「朝鮮画報」(現在は廃刊)は、大々的に特集を組んだが、そこでは石原慎太郎氏も「朝鮮(北朝鮮)は立派だ」と絶賛している。

その後、北朝鮮サッカーは八百長や不正腐敗で衰退していき低迷が続くが、サッカーに限らず、スポーツ界の現場では選手とコーチらが血の滲む努力を続けている。そして、女子サッカーやユースレベルでは、着実に成果を出しつつある。

ヒディンク氏の経歴を見たところ、1966年イングランド大会の時期に、プロサッカー選手としてのキャリアが始まったようだ。もしかすると、北朝鮮サッカーはヒディンク氏にも鮮烈な印象を残したのかもしれない。そのヒディンク氏が北朝鮮サッカーに何を伝えるのかは実に興味深い。