北朝鮮と欧州連合(EU)間の貿易額が一年前(2014年)と比べて76%の減少だったことが欧州委員会によって明らかにされたと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

EUの欧州委員会が先月末に発表した「対北朝鮮貿易統計資料」によると、昨年度(2014年)の北朝鮮とEU間の貿易額は3,400万ユーロ(約45億円)で、一昨年度(2013年)の1億4千600万ユーロ(約192億円)の4分の1にも満たなかった。2014年の3,400万ユーロ(45億円)の内訳は、輸入額は約1,700万ユーロ(約22億円)、輸出額は約1,800万ユーロ(23億円)だった。

北朝鮮へ独自制裁を課すEU

貿易額が減少した最大の理由は、北朝鮮からEUへの輸出の柱だった鉱物取引が停止されたためだ。 2013年北朝鮮からEUへの輸出総額は1億1千700万ユーロ(154億円)のうち、約85%の9,900万ユーロ(130億円)が鉱物取引だったが、2014年度はまったくなかった。

昨年、北朝鮮がEUへ輸出した主な品目は、その他加工品900万ユーロ(約12億円)、火工品400万ユーロ(約5億円)、重機や車両部品類200万ユーロ(約2億6千万円)、工業製品100万ユーロ(1億3千万円)で、北朝鮮がEUから輸入した最も多い品目は、大型と車両部品が500万ユーロ(6億6千万円)、食品や動物が400万ユーロ(約5億円)、火工品300万ユーロ(約4億円)だった。

昨年の貿易規模では、EUにとって北朝鮮は183番目の輸出相手国で、161番目の輸入相手国だった。

EUは、北朝鮮の核実験とミサイル発射に関連して、国連安保理が採択した対北朝鮮制裁と同時に、独自の対北朝鮮制裁も課している。

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