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米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると最近、中国のレストランで働く北朝鮮女性が、忽然と姿を消す事件が頻発しているという。

同様の報道は過去にもあった。たとえば毎日新聞は2013年2月19日、北京発の特派員電で北朝鮮女性の「失踪事件」について報じている。

「中朝貿易関係者ら」を情報源としたこの毎日の記事によれば、失踪したのは当時21歳の女性従業員。河南省のレストランで数ヶ月間、勤務していた。

女性はレストランの宿舎を真夜中に抜け出して姿を消しており、監視カメラには1人で外に出る様子が撮影されていたという。

記事はまた、女性は中国語をほとんど話せず、パスポートも店側に預けたままで、「脱北ブローカーの中国朝鮮族の男女が関与しているとみられる」とも述べている。

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一読した限りでは、とくにどうということもない記事だ。北朝鮮からは日々、多くの住民が脱出している。若い女性が海外勤務になったのを幸いに、自由の世界へ向かって羽ばたいたとしても、何ら不自然なことではない。

しかしそれも、「北朝鮮レストランの舞台裏」を知ってみれば、やや違った見え方がしてくる。