もちろん、自衛隊でも一部の人員に語学の訓練を施してはいるが、北朝鮮で現地の人々と十分なコミュニケーションを取れる人材はほとんどいないだろう。捕虜を尋問できる人間など、文字通りゼロではないだろうか。
ちなみに、朝鮮総連系を含め在日コリアンまで視野に含めても、そんな芸当のできる人材を見つけるのは極めて難しい。
自衛隊が抱えるこの課題は、永久に解決されることはないだろう。語学と言うのは、一朝一夕で身につくものではない。5年先、10年先に北朝鮮での作戦展開の可能性が出てくるとしても、今すぐ朝鮮語の訓練に取りかからなければ対応できない。そんなことを主導する日本の政治家がいるだろうか。いないだろう。
日韓の関係次第
ということは、自衛隊が拉致被害者を救いに行く選択肢は絶無ということになる。