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国連安保理の対北制裁案を作るために、主要7カ国が最終協議を行ったが、想定外のことで妥結には至らなかったと、国連の関係者が9日(現地時間)に伝えた。

このため、北朝鮮の2回目の核実験に対する安保理制裁案は、15日目になっても採択できない状態となった。

制裁案に関する議論が始まり、これまで7回全体会議を開いて話し合いを続けてきた。

当初、1週間で終わると予想された協議だったが、中国とロシアの態度が変化して延期に延期を重ねた。さらに、中国とロシアも「北朝鮮に対するバランスの良い制裁」、「慎重な接近」を要求した。

特に、日米が作成した草案の内容である船舶に対する強制捜査の項目について、中国は「事実上の海上封鎖」であるため、表現や文句を和らげることを強く求めたという。

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難航が続いていた制裁案は、4日に開かれた6回目の会議でやっと7カ国が大まかな案に合意したため、直に妥結すると思われた。だが、中国が本国からの指示を待たなければならないと言って週末の会議を先送りした。

8日に中国は本国から指示を受けて、修正案をアメリカに提案した。アメリカはすぐに日本や韓国、イギリス、フランスと話し合い、修正案の内容に一部追加した折衷案を中国に再度渡した。

9日の午前に中国がその折衷案を受け入れて、最終的に妥結すると思われた。

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国連の関係者は、対北制裁案の妥結を目指して開かれた会議の直前に、聯合ニュースとの電話インタビューで、「全ての意見が片付いた。簡単な会議を開いて妥結に臨む」と話した。

しかし、会議で想定外のことが起きた。ある国が些細な手順の問題にケチをつけ、最終合意を拒否したのだ。

国連の関係者は「この日の会議に参加した6カ国が皆、不思議に思った。しかし、拒否権を持っている常任理事国であるため、無視することはできない。そのため、本国と話し合う時間をあげることにした」と伝えた。

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その常任理事国は、ロシアだという。

国連の関係者は「何度も国際的な交渉を行ったが、本当に難しい。最大の問題だった米中2国間の争点が全て解消されたため、最終的な合意は時間の問題だ」と話した。

主要国の合意が10日以降に出れば、決議案の採択は11日頃になると予想される。