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筆者は10月1日に書いたコラムで「中国が『スパイ容疑』の日本人に拷問している可能性」と題し、そうした事態があり得ることを指摘していた。

その根拠は、明らかにされている例としては外国人として唯一、中国当局から「電極拷問」を受けた韓国の人権運動家・金永煥(キム・ヨンファン)氏の証言を聞いていたからだ。

A.I氏は、「EU諸国の情報機関が極秘に運用している中国政府内の協力者」から、「拷問」の衝撃情報を入手したという。その「協力者」の正体については週刊文春の編集部内にも知る人はなく、公安当局者も「いったい、そんな情報がどこにあるんだ!」とてんやわんやになっていると聞く。

A.I氏は、どうやら金永煥(キム・ヨンファン)氏を取材したわけではなさそうだが、仮にデイリーNKジャパンの報道が何らかの参考になったとしたら、この場を借りて歓迎の意を述べておきたい。