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中国のレストランで働いていた北朝鮮女性が忽然と姿を消す事件が頻発していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

現地の中国朝鮮族の住民によると、「夜逃げ」が起きたのは23日深夜のこと。中国吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉市中心部にある「美州牛肉麺」で働いていた北朝鮮出身の従業員20数人が、荷物をまとめて忽然と姿を消した。

彼女たちはサービングに加え、歌や踊りを披露するなどして、地元ではかなりの人気を博していたという。しかし、彼女たちが突然姿を消したことで、同店は閉店を余儀なくされた。

ある食堂の経営者によると、美州牛肉麺の経営者は中国人だが、北朝鮮の女性従業員を雇い入れ朝鮮料理を出す「北朝鮮レストラン」として知られていた。美州牛肉麺で働いていた北朝鮮人はすべて20代女性で、2年契約で働いていたという。

一切の通告もなく突然「夜逃げ」したことに対して、北朝鮮当局に対する非難の声が高まっている。

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別の延吉市の住民によると、美州牛肉麺の女性従業員たちには北朝鮮当局が派遣したと思しき監視役が付いていて、許可なしにトイレも行けないほどガチガチに監視されていたという。

今回の「夜逃げ」も監視役の指示によるものと思われ、より給料の高い店に移ったか、何らかの事情で北朝鮮に帰国させられたと憶測されている。

このような「夜逃げ」は美州牛肉麺だけの問題ではなく、各地のレストランで頻発している。そのため、中国人経営者の間では、北朝鮮女性を雇い入れるのを避ける雰囲気が高まりつつある。