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無償医療制度が崩壊した北朝鮮では、患者が実費で医薬品を購入しなければならないが、この「ニセ医薬品」を掴まされる被害者が続出。「ニセ物が多すぎて、一時は脚光を浴びていた『国連薬』も信じられなくなった状態だ」とRFAの咸鏡北道(ハムギョンブクト)の住民は語った。

ニセ国連薬は、薬の形はもちろんパッケージ、容器、説明書まで本物そっくりに作られていて、本物に混ざって市場で売られている。患者はもちろん、医師ですら識別は困難で飲んでみてはじめて真偽が判明するという恐ろしいシロモノだ。

こうしたなか、中朝の密輸品目で「医薬品」の割合が急激に高まっている。偽薬があまりも横行するため、経済的に余裕のある住民は北朝鮮国内で販売される薬を買わず、多少費用がかかっても中国から取り寄せるからだ。