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人口2500万人の北朝鮮で既に370万台(韓国国家情報院の発表)も普及している北朝鮮の携帯電話。国内で使われている端末は主に北朝鮮製だが、中朝を往来する貿易関係者の間では、中国でも使用するため韓国製、または韓国メーカーが中国で製造した端末が使われることが多い。

しかし、北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)は、韓国製の携帯電話の所有、さらに使用を全面禁止する方針を示したとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋は語る。

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「最近になって秘密警察の携帯電話のチェックが厳しくなった。とくにサムスン製の端末は見つかり次第没収される。韓国製の端末は朝鮮語の入力や撮影した動画の送受信ができることから、秘密警察は内部情報が韓国のスパイに情報が送られるのを警戒して取り締まりを強化しているようだ」


サムスン製としているが、実際には韓国ブランドの端末全てが取り締まりの対象のようだ。

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また、中国製の携帯電話でも「カカオトーク」や「LINE」がインストールされていれば、スパイ扱いされる可能性があるという。


保衛部は、今までワイロを支払うことを条件に、貿易関係者や私事旅行者の中国の携帯電話使用を黙認してきた。貿易関係者も「便利だ」「音質がいい」との理由で韓国メーカーの携帯電話を使う人が多かった。

中朝を往来する貿易関係者は、保衛部に睨まれたスパイ扱いされかねないので、締まり強化の方針にはおとなしく従っているようだ。

中国と北朝鮮では携帯電話のネットワークが異なるため、中国向けの携帯電話を北朝鮮に持ち込んでも通話はできない。それにもかかわらず警戒を強めている。ある外国人観光客は、列車で北朝鮮に入国する際の携帯電話の検査について次のように語った。

「税関検査の際に、全乗客が携帯電話の検査をされた。私のiPhoneはアプリを検査されたが、検査官はアプリのことをよくわかっていないようだった。『GPS機能はないか』『韓国映画はないか』と聞かれたが『ない』と答えておいた。GPS機能のないスマホはないということを検査官は知らないようだった」

「北朝鮮の人が持っている中国で使える携帯電話は、国内では使えないように袋に入れて封印されていた」

「ある女性は、中国で使えるNOKIAの携帯電話を申告していなかったが、それがバレてしまった。しかし、税関職員は『ちゃんと申告してくださいよ』と言って携帯電話を封印したたけで、特にお咎めはなかった。あらかじめワイロを支払い、関係ができていたようだ」