22日にソウルで開催された北朝鮮人権国際映画祭の開幕式に、学生時代に共に統一運動に見を投じていた与党セヌリ党の河泰慶(ハ・テギョン)議員と野党新政治民主連合の林秀卿(イム・スギョン)議員が出席した。

映画祭を主催した北朝鮮民主化ネットワークによると、林議員から「開幕式に参加したい」と伝えてきたことから主催者も快諾。壇上で河議員と林議員が談笑する姿が見られた。

挨拶に立った河議員は「林議員としばらく対立していたが、今日をもって仲直りした」「林議員が新政治民主連合で北朝鮮人権法制定のために先頭に立ってくれることと信じている」「『統一の花』と呼ばれていた林議員には『人権統一の花』になって欲しい」と語った。

林議員は挨拶で「人権は全人類の普遍的な価値で、特定地域で抑圧が行われてはならない。ドイツ統一の過程で文化芸術が寄与したように、今回の映画祭が多くの人に伝わることを望み、微力ながら努力する」と語った。

林議員は1989年に全国大学生代表者協議会の代表として、平壌で開催された「第13回青年学生祭典」に参加し「統一の花」とのニックネームがつけられた。彼女の自由な言動、行動、ファッションは北朝鮮の人々に大きな衝撃を与えた

一方で林議員は、2012年に酒の席で脱北者の大学生に「変節者は黙れ」と暴言を吐いたことから河議員と対立していたが、映画祭への参加を通じて誤解を解いたようだ。

いまだに統一運動において知名度が高い林議員だが、仮に今後も北朝鮮人権問題に取り組むとすれば、北朝鮮側からの強い反発が出ることも考えられる。

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