北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、韓国軍が黄海上の南北軍事境界線である北方限界線(NLL)を侵犯した北朝鮮の警備艇に警告射撃を行ったことに対して非難する記事を掲載した。

記事では、対南機関である祖国平和統一委員会のスポークスマンが、朝鮮中央通信の記者の質問に答えて「南朝鮮(韓国)の軍部好戦狂が朝鮮西海上でわれわれに対する重大な軍事的挑発を強行した」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。

祖平統代弁人、北南関係が破局に瀕する場合、その全責任は南朝鮮当局が負うことになる

【平壌10月25日発朝鮮中央通信】祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは、南朝鮮の軍部好戦狂が朝鮮西海上でわれわれに対する重大な軍事的挑発を強行したことで25日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

24日、南朝鮮の軍部好戦狂は朝鮮西海上のわが方の水域で正常な海上任務を遂行していたわれわれの警備艇に向けていわゆる「北方限界線接近」だの、「警告」だの、何のとし、むやみに発砲する重大な軍事的挑発を強行した。

白昼に公然と強行された今回の砲撃妄動は、先鋭な朝鮮西海水域で軍事的衝突を起こして朝鮮半島の情勢をまたもや激化させようとする故意の挑発行為である。

われわれは、南朝鮮好戦狂のこのような挑発が最近、合同参謀本部議長をはじめとする軍部上層が延坪島などの最前線一帯に出向いて「断固たるよう懲」や「条件反射的対応」を唱え、米原子力空母まで引き入れて連合海上訓練、「護国」訓練という各種の北侵戦争演習をヒステリックに繰り広げているのとタイミングを合わせて行われたことに対してさらに重大視せざるを得ない。

今、われわれの主動的で誠意ある努力によって、金剛山では内外の大きな期待と関心の中で離散家族・親せきの面会が行われている。

数十年間、生死さえ分からなかった血肉が互いに会って温かい情を分かち合う姿を見ながら、全同胞は祖国統一の切迫さをさらに肌で感じており、この和解の雰囲気が豊穣な結実につながることを期待している。

南朝鮮の軍部ごろの今回の軍事的挑発は、せっかくもたらされた関係改善の雰囲気を壊して北南合意の履行過程を完全に破たんさせようとする不純な目的から働かされた危険極まりない妄動である。

今回の事件は、朝鮮半島の平和を破壊して緊張を激化させる挑発者、北南関係破たんの張本人が誰なのかをよりはっきりと示している。

南朝鮮の軍部ごろが祖国統一を願う民族の志向と念願に逆行して無分別にのさばる限り、北南関係の改善どころか、戦争の惨禍しか招くものはない。

われわれは平和がいくら貴重であっても、対決と戦争に狂って笑止千万にのさばる挑発者を絶対に許さず、容赦なく懲罰するであろう。

南朝鮮の軍部好戦狂が衝撃的な事件をつくり上げて対決を追求する悪習を捨てられず、無謀な軍事的妄動に執着し続けるなら、予測できない武力衝突が起きて北南関係はまたもや、8月合意以前の極点に突っ走るようになるであろう。

その全責任は、南朝鮮当局が負うことになるであろう。

南朝鮮の好戦狂は、同族に反対する軍事的挑発によって得られるものは何もないということをはっきり認識して軽挙妄動してはいけない。

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