韓国を公式訪問中のボツワナのカーマ大統領が、昨年同国が北朝鮮との国交断絶を発表したことについて人権問題が主要な理由であるとし、「関係を維持する価値がないと考えた」と語った。23日、聯合ニュースのインタビューに答えた。

ボツワナは昨年2月、北朝鮮の人権に関する国連調査委員会(COI)が、北朝鮮の体制による反人道的行為を告発する報告書を発表した後、北朝鮮との断交を宣言した。

カーマ氏はインタビューで、従来から懸念していた北朝鮮の人権状況が、さらに後退していることに「非常に驚いた」と説明。「われわれが堅持する民主主義の原則に照らし、関係を維持する価値がないと考えた」と語っている。

北朝鮮指導者は「石器時代を生きている」

同時に、北朝鮮が韓国など周辺国を絶えず威嚇していることも、断交の理由に含まれるとしている。

カーマ氏はまた、北朝鮮の指導者層は「石器時代を生きているのではないか」「彼らの行動は今日の世界にとって、まったく受け入れられない」などと指摘。断交宣言の後、北朝鮮側から接触の打診を受けたが、拒絶したと明かした。

人口約200万人のボツワナは隣国・南アフリカでかつて行われていたアパルトヘイト(人種隔離政策)に強力に反対した歴史を持ち、アフリカでは最も政治・経済・治安の安定した国とされる。

民主主義も定着し、1967年に世界最大規模のダイヤモンド鉱山が発見されて以来、経済も急速に成長。1人当たりGDPは約7200ドル(2015年、IMF推計)で、2014年の経済成長率は5.9%。

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