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各国駐在の北朝鮮外交官が密輸で摘発される事例が続出している中、今度はブラジルでキューバ産の高級葉巻(タバコ)をブラジルに密輸しようとしていた北朝鮮外交官が2人、摘発された。

韓国の聯合ニュースが、駐サンパウロ韓国領事館の関係者の話として伝えたところによると、北朝鮮の外交官らが先月27日にパナマからサンパウロ郊外のヴィラコッポス国際空港に到着した際、販売目的とは思えないほど大量の葉巻を所持していた。

税関担当者が荷物を検査したところ、様々なブランドのキューバ産の葉巻3800本が入っているのを発見した。税関はこれらをすべて押収したが、外交官の身柄は拘束せず、ブラジル外務省に通報した。

韓国領事館の関係者は「大使館の運営費調達のために葉巻を密輸する北朝鮮外交官が多い。このような密輸は月に2~3回行われているようだ」と語った。

各国駐在の北朝鮮外交官は、大使館の運営費のみならず本国に「忠誠の資金」として収めるため、外貨稼ぎをするように司令を受けており、ノルマを達成するために違法行為を働く者が続出している。

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今年5月にはバングラデシュ駐在の北朝鮮外交官が「バイアグラ」の無許可販売で摘発されている。また、3月には同国に金の延べ棒170本を持ち込もうとした外交官が摘発されている。さらに2009年12月には、23万本のタバコをスウェーデンに密輸しようとした事件も摘発されている。