金正日が党員全体に「2012年には強盛大国に進入するので、皆耐えて奮い立とう」という内容の手紙を伝達した。 2012年に強盛大国を建設するために、生産力の増大に拍車をかけようという内容で、努力動員が連日続いている。幹部たちは米の生産を60~70万トン増やせれば食べる問題を解決することができると言いながら、食糧生産を督励している。
2012年に強盛大国を建設するということに対する北朝鮮の住民の反応について消息筋は、「2012年になれば白いご飯にお肉のスープを食べることができると言うが、これは私が幼い頃から聞いてきた話なのにまた始めている。住民はこんな言葉は信じていない。配給もないのに、白いご飯にお肉のスープをどうやって食べさせるというのかと言っている。生真面目な人がそうした言葉を信じるのだろう。商売をする人たちは信じていない」と伝えた。
目標生産量に及ばなければ、当局が強く処罰するという。特に、幹部たちの間で怠け者や嘘つき、遊蕩していた人を清算して、容赦なく処罰せよという指示が伝わったという。
○[茂山と清津] 続く150日戦闘の動員… 市場の運営時間を2時間短縮
現在、茂山と清津では150日戦闘(5月初め~10月末)が推進されていて、150日戦闘が終わる11月初めから、また100日戦闘が始まるという。人民班やテレビを通じて、150日戦闘を積極的に督励している。150日戦闘の主な仕事は、道路の修理や農業に動員されることだという。努力動員はほとんど毎日行われているそうだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面150日戦闘に対して住民たちは、150日戦闘が終わっていないのに、また100日戦闘だなどと言うので不満だけが高まっており、篤励が続いていても別に関心はないという。茂山と清津では150日戦闘のために、これまでは市場が午後2時から開いていたが、午後4時から運営する措置がとられたそうだ。
住民たちは3日に1回、お年寄りも全て動員されるという。農村支援戦闘に参加しない場合、批判の舞台に立たされる。世帯主には6ヶ月の鍛錬隊刑か、強制労働1年~1年半が適用されて、ひどい場合は平壌市から追放されるという。
○ [恵山] 恵山でも続く150日戦闘
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面恵山でも毎日努力動員が続いているという。現在、村の前の幹線道路の鋪装工事が進んでいる。朝5時~7時、午前9時~11時、午後3時~6時まで行われている。朝食と昼食は家でとる。午後は動員された住民たちが集まって評価をする時間だという。
家ごとに1万ウォンずつ集金。
家ごとに1万ウォンずつ集金するのだが、そうでなくてもますます暮らすのが大変になっているというのに、一層大変になると不満の声が多いという。ご飯もくれないのに、夜明けから仕事に出るのは辛いという話もよく聞かれる。住民の間ではあちらこちらから不満の声が上がっているが、仕方なく従うほかないという。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面先月、道の党責任書記のキム・ヒテク(72. 前中央党軽工業副委員長)が赴任したが、とても意欲的に仕事をするため、もっと大変になったそうだ。より一層意気投合して力があふれた姿を見せるために、家を回って食事を組織したりしているという。