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北朝鮮の金正恩第1書記と、父親である故・金正日総書記には様々な違いがあるが、最も分かりやすいものとして「飛行機愛」がある。

先日開かれた朝鮮労働党70周年記念軍事パレードでは、ジェット戦闘機を飛ばさなかった正恩氏だが、飛行機に対する愛情は格別なようだ。

軍需工場を訪れては、軽飛行機を操縦し「エンジンの音がもとてもいい!」と賞賛する。空軍を現地指導して北朝鮮初の女性戦闘機パイロットと記念撮影をするだけでなく、自らカメラを手にして彼女たちを撮影するなど、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の中でも、とりわけ空軍を愛しているようだ。

こうした金正恩氏の「飛行機愛」については、韓国国防部も今年1月25日に発表した「北朝鮮と周辺国の軍事力現況」を通じて、北朝鮮が空軍兵力を拡大する一方、陸軍は縮小していると指摘していることからもわかる。

また、正恩氏の新たな側近である元空軍司令官の李炳哲(リ・ビョンチョル)氏は、12月8日に労働党副部長となり、そのわずか1カ月後には労働党第1副部長に昇進している。朝鮮労働党内の地位と権限は、副部長よりも第1副部長が大きく上回る。

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ところで、そんな北朝鮮空軍の「生みの親」とも言える軍人が、名古屋航空兵学校を卒業した旧日本軍パイロットであったことはあまり知られていない。

金日成は軍創設当時、陸軍と海軍の要職には抗日パルチザン派を登用したが、さすがに特殊な技量が求められる空軍においては、日本軍で高度な経験を積んだ人材を無視できなかったのだ。

北朝鮮という国家は極めてプライドが高く、何から何まで自前で築き上げてきたと主張する。しかし歴史をひもとけば、彼らが仇敵と位置づける「大日本帝国軍」が、北朝鮮空軍に多大なる影響を及ぼしたというのは、なんとも皮肉なエピソードだ。