北朝鮮・金日成社会主義青年同盟(以下、青年同盟)の、両江道のソ・ギョンシキ第1書記が29日に姿を消したという諜報が伝わった。青年同盟は労働党を後方支援する隊で、北朝鮮体制を維持するためにも革新的な役割を果たしている青年組織だ。

両江道の内部消息筋が31日にデイリーNKとの電話インタビューで、「両江道の青年同盟のソ・ギョンシキ第1書記がいなくなった。国家安全保衛部が彼を追っているが、家族の行方も分からない」と伝えた。

両江道の恵山では、最近青年同盟の内部検閲があったという。その時、ソ・ギョンシキ第1書記に賄賂と横領の疑いがかかり、そのため中国に逃げた可能性もあるという。

ソ・ギョンシキ第1書記は43歳で、両江道の青年同盟の組織部長と組織書記を経て、第1書記にまで上り詰めた人物だ。北朝鮮の当局は彼が中国に逃げたと考え、中国の警察に逮捕を依頼しているという。

この消息筋によると、ソ・ギョンシキ第1書記は青年同盟の内部検閲で発覚した賄賂と横領の容疑で、4月初旬から取り調べを受けていた。

ワ窓Lは青年同盟が主導して準備した、両江道ペガム郡の「先軍青年発電所」の建設現場に送る資金や物資を横領して、道内の青年が外貨稼ぎ活動で稼いだ「忠誠資金」にも手を出したという。

同消息筋は、「ソ・ギョンシキの罪は解任されてすむものではない。教化刑(懲役)にあたる重罪だ。外貨稼ぎの仕事で中国の企業家とよく会っていたから、中国に逃げたのならば逮捕は難しいだろう」と話した。

北朝鮮当局はワ窓Lが中国に逃げた場合、最終的には韓国に行くことを選択する可能性が高いと見て、逮捕のため全力を尽くしているという。

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