人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

一事が万事この調子で、正恩氏が投げっぱなしにする「現代化」の指示に、現場がきりきり舞いさせられているのだ。

人の命を預かる現場はなお酷い。医師たちは設備の「現代化」の原資を確保するため患者からワイロを徴収。妊娠中絶手術の対価として「ディーゼル油」を要求しなければならない状況だとされる。

北朝鮮では女性らの間で「出産拒否」の傾向が強まっていることもあり、中絶手術の需要は多い。これらの状況が相まって、「ヤミ医療」が横行する事態にもなっている。

そして、無茶な「現代化」指示によりもっとも混乱しているのは経済の現場かもしれない。金正恩氏はまったく問題のない生産設備についても「新しくしろ」と命じるため、現場の人々はバカバカしさを堪えて、工場などを解体しては、もともと使われていた資材で建て直すということを繰り返している。

ちなみに、正恩氏はスッポン養殖工場を視察した際、管理状況が気に入らないとして激怒。後に支配人が銃殺される事態となったが、その様子が動画で残されている。