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北朝鮮民主化委員会の黄長ヨプ委員長が、国連などの国際社会が北朝鮮の2回目の核実験への対応策として、制裁方案を準備していることと関連し、「(制裁は)何の取り柄もない」と述べ、「北朝鮮が(核実験を)10回したとしても、そのままほったらかしておいて、無視しなければならない」と27日に語った。

黄氏はこの日、ソウルの某所で開かれた学生たちとの懇談会で、「(国際社会が)北朝鮮を怖がって、制裁でもして阻まなければならないと騒げば、身の代金が上がるだけだ。北朝鮮が(核実験を)しきりにすれば、自ら早く滅びることになるのではないか」と問いかけた。

また、北朝鮮が2006年に続き2回目の核実験を強行した理由について、「アメリカをもっと脅かして、自分たちと直接交渉させようとしている」と言い、「金正日の威信を高めようという目的もあるのだろう」と分析した。

更に、「金正日は核兵器を使えば自分が滅びることをよく知っているため、絶対に使うことができないだろう」と言い、「結局、することもできない制裁をすると騷がずに、無視する戦略を使わなければならない」と強調した。

黄氏は一方で、「今、中国が表では『私たちが説得しても北朝鮮が話を聞かない』と言っているが、実際には北朝鮮の核開発を、アメリカと日本を相手に自分たちの威信を高めるために利用している」と述べ、「中国は北朝鮮に対して核を放棄しなさいと直接言わないだろうし、金正日も中国の (核放棄に関する発言が)外交的修辞ということを知っている」と指摘した。

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更に、「中国が同盟関係を切れば、北朝鮮は滅びることになる。したがって核実験もしょっちゅう行えば、中国が強く反対するようになるだろう」と述べ、「中国が許容しない核実験を続ければ、中国も結局考えを変えるようになるだろう」と付け足した。

黄氏は「中国と親しくする政策を使って、北朝鮮を孤立させることが一番重要」と主張し、「金正日政権には『敬而遠之(尊敬する振りをして、心の中では不満に思うという意味)』の姿勢で臨んで、批判することはNGOが出て来てしなければならない」と語った。