中国政府がスパイ容疑で日本人男性3人を拘束している問題で、男性らが日本の公安調査庁から、中国の軍事や北朝鮮の動静に関する情報収集を依頼され渡航していたとの事実が表面化してきた。

また、男性らが拘束された際、現地の協力者もともに連行されたとの情報もある。拘束は5~6月から長期に及んでおり、中国当局は相当な情報を、男性らや協力者から引き出した可能性がある。

中国政府が今後、いつ、どのような形で日本に対し「カード」を切ってくるかが注目される。

日本政府にアクションなし

拘束されているのは、脱北日本人妻の子であるM氏(54歳、神奈川県)元公務員で現在は会社員のI氏(51歳、愛知県)、航空会社OBで牧場経営のH氏(69歳、北海道)ら。M氏とI氏は5月に、H氏は6月に拘束されたと見られる。

※注=I氏の経歴について、その後の取材で元公務員ではない可能性が浮上したので注記します。

彼ら3人が、公安調査庁の依頼で渡航していたとの情報は、一部メディア関係者の間では早くから共有されていた。