北朝鮮の電力需要量は800万キロワットだが、生産電力は380万キロワットで需要の半分以下。これに対処するため、各地で発電所の建設が進められているが、その一つが「白頭山青年英雄発電所」
しかし、これさえも金正恩第1書記の「単なる業績づくりに利用されているだけだ」と、ある北朝鮮住民は指摘する。
金正恩氏は、「労働党創立70周年記念日(10月10日)までに、白頭山青年英雄発電所を完成させろ」としつこく指示。そのせいで、いつもながらの品質無視の工事が行われているが、それだけでなく手抜き工事のせいで、発電所自体がまともに稼働できない可能性まで指摘されている。
また、長年かけて資金と労力を投入して建設している割には、発電容量は6万キロワットと、水豊発電所の80万キロワットに遠く及ばない。